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ミヤマトウバナ 深山塔花 ( シソ科 トウバナ属 )
                

「トウバナの仲間がいるな〜」と通り過ぎようとして、ハタと足を止めました。
「え?イヌトウバナじゃないよ、ヤマクルマバナでもないよ 。初めて見るよ・・・」としゃがみ込み、
「これがミヤマトウバナか〜!」と大喜び。

山地の樹陰に生える多年草。 背丈30〜60cm。 花は白色で少し淡紅色を帯びます。
 以前はトウバナ属のひとつの種 ( C. sachalinense )でしたが、YList によれば、現在はイヌトウバナ ( C. micranthum ) の変種とされているようです。
  学名 C. micranthum var. sachalinense


イヌトウバナに比べて断然毛が少なかったです。ガクにも茎にも。
茎などほとんど無毛に見えました。

写真で見れば、わずかに毛がありました。



ガクは下半分に細かい毛がありました。
 (イヌトウバナはガクには開出する軟毛が多く、腺毛も混じります。)



 
 葉の裏面の腺点は目立ちません。
(イヌトウバナは明らかな腺点があるとのこと。) 
 
 花期は7〜9月。


( 2018 . 7 . 19 )



 
◆よく似たトウバナ属の仲間◆
トウバナ ヤマトウバナ イヌトウバナ ミヤマトウバナ ヤマクルマバナ クルマバナ