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ヤマジノタツナミソウ 山路の立浪草 ( シソ科 タツナミソウ属 )

山道の途中から両側にいっぱい咲き出ていました。
これまでは 「***タツナミソウ」としてそのままになっていたものですが、名前が分かって大喜びでした。

丘陵地の林内に生える多年草。背丈15〜25cm。
福井県内では「やや普通」に見られるもののようです。
木陰っぽいところによく見られましたが、わりと明るい半日陰にも群生していたりしました。


* 同定の根拠は以下の通りです *

・ 花の付き方がまばらである。
・ 葉は質が薄く、鋸歯は荒く高い。
・ 葉はほとんど無毛。
・ 茎の毛は肉眼でほとんど見えない。(細かい上向きの毛がある)
・ 花の下唇の切れ込みがはっきりしない。
・ 背丈15〜25cm。(ここでは18cm前後が多かったです)


花の顔(模様)は変異が大きいので当てにならないと思います。この場所ではこんなでした。
ボケ写真・・・(TT)





なにしろヤブ蚊の多い場所で、撮ろうとすると手に10匹ほど止まり・・・顔まで・・
苦心惨澹でした。


あと、気づいたことですが、この山のものだけかもしれませんが、一番下の方の葉の裏は紫色を帯びていました。
それと、葉の裏の葉脈はずいぶん出ているなぁと感じました。




( 2011 . 6 . 3 )


別の場所で。

( 2012 . 5 . 27 )



◆これまで出会ったタツナミソウの仲間◆
オカタツナミソウ ヤマジノタツナミソウ ホクリクタツナミソウ デワノタツナミソウ(1) (2)
シソバタツナミ ヤマタツナミソウ ナミキソウ 謎?のタツナミソウ
訂正
ヤマジノタツナミソウ(色濃く大きい一群)