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ホクリクタツナミソウ 北陸立浪草 ( シソ科 タツナミソウ属 )

出会いたくて出会いたくてやっと出会えたタツナミソウ属です。
見つけたとき、こんなに小さかったのかぁと思いました。(この近辺にあったものは13cm前後。)
そして、毛の多さに驚きました。


* 同定の根拠は以下の通りです *

・ 背丈10〜15cm。
・ 茎の毛は濃く長く密にある。
・ 花は淡い紫色。
・ 下唇上には小さな紫点があるかない。(ごく薄くありました。)
・ 葉の表面には密に柔毛がある。
・ 茎はほふくして立ち上がる。



毛は肉眼でも十分に確認できました。(チビッ子だけど毛深さん。)

葉の表面の毛は触れると柔らかでビロードのようでした。
なるほど、以前はコバノタツナミと混同されていたのは茎の毛やこの葉の毛のせいだなと納得でした。(もちろん背丈の低さも。)
(コバノタツナミはビロードタツナミと呼ばれています。


(ホクリクタツナミソウについて参考資料はこちらもどうぞ。)





山肌のこんなところからも生え出ていました。
近辺に数株あったのですが、どれも周りはコケだったので、わりと湿ったところが好きみたいです。


後姿もパチリ。(黄色はコナスビです。)

( 2011 . 6 . 3 )










( 2012 . 6 . 1 )


◆これまで出会ったタツナミソウの仲間◆
オカタツナミソウ ヤマジノタツナミソウ ホクリクタツナミソウ デワノタツナミソウ(1) (2)
シソバタツナミ ヤマタツナミソウ ナミキソウ 謎?のタツナミソウ
訂正
ヤマジノタツナミソウ(大きく色濃い一群)